住宅ローンと金利
新居を買うことになり、住宅ローンの契約に臨むことになったら、理解すべき点は多くあります。
とりわけ決断がスムーズにできない人が大半なのが、変動金利と固定金利のどちらを選択するかという項目でしょう。
金利には言うほど開きがないと信じている人も多いのですが、少しの差だとしても何年にも渡ってお金を返すことを考慮すると、何百万円も異なることになります。
変動金利とは、年に2回金利が見直されるもので、固定金利というのは住宅ローンの契約をする時に今後の金利も決まってしまうタイプです。
固定金利の場合はさらに細かく分けられていて、全期間固定金利型なる返済が終了するまで固定のものと、段階金利型といった一定期間(約10年)が経過すると金利が上乗せされるものがあります。
大抵は変動金利のほうが低金利なのですが、これからどうなるのか判断ができません。
このことから、これから金利が下がるであろうと予想できる場合には、変動金利に決めるのが妥当でしょう。
この他、金利が高まると予想される場合、固定金利をチョイスするのが賢明です。
ただ、住宅ローンを利用するとなった際に変動金利で返済を開始して、見直しを行ったときに金利がとても上昇したとしても、直前の支払額の1.25倍が天井に設定されているため、急に数倍以上の金利になってしまうかもというような不安を抱えなくて良いのです。
住宅ローンを契約する場合、こういった点を明確にさせて、どっちにするか判断することが重要ですが、後々の金利を事前に見抜くことはたやすくなく、返済が終了しないとどちらが安上がりなのか明らかにならないでしょう。